子どもの食事・栄養

栄養バランスを考えた食事作りの工夫はありますか?

最終更新: 2025/12/12
作成者: システム

Q: 栄養バランスを考えた食事作りの工夫はありますか?

はい、栄養バランスを考えた食事作り、毎日のこととなると本当に大変ですよね。コミュニティで共有されてきた、たくさんのパパたちの知恵と経験から生まれた工夫をお伝えします。

メインの回答

毎食完璧な栄養バランスを目指すのは、とても骨が折れる作業です。まずは「1日のトータルで栄養が摂れていればOK」と、少し肩の力を抜いてみましょう。朝食で野菜を食べたなら、お昼に食べなくても「まあいいか」と考えるだけで、気持ちがぐっと楽になりますよ。

その上で、日々の食事作りを楽にする具体的な工夫をご紹介します。

1. 「考える」手間を減らす工夫

  • 万能ストックを作る: 玉ねぎ、にんじん、ひき肉などを一緒に炒めて味付けした「みじん切りストック」を冷凍しておくと非常に便利です。トマト缶と煮込めばミートソースに、カレーフレークを加えればドライカレーにと、簡単にアレンジできます。
  • メニューのヒント集め: レシピサイトはもちろん、定食屋さんのメニューを写真に撮っておくと、献立のヒントになります。
  • 外部サービスを活用する: 生協などのミールキットやカット野菜を活用すると、メニューを考えたり野菜を切ったりする手間を大幅に省けます。

2. 調理のひと工夫

  • 食感を良くする: 鶏むね肉やささみなど、パサつきがちな食材は片栗粉でとろみをつけると、口当たりが滑らかになり子どもも食べやすくなります。
  • 調理器具を使いこなす: 魚焼きグリルの掃除が面倒な時は、ホットサンドメーカーで魚を焼くと、両面がきれいに焼けて後片付けも楽になります。
  • 「蒸し焼き」で時短: 野菜炒めなどは、蓋をして弱火で「蒸し焼き」にすると、火の番をしなくてもよく、その間に洗い物など他の作業ができます。

3. 子どもに食べてもらうための関わり方

  • 子どもに「選ばせる」: 特にイヤイヤ期には「自分でやりたい」という気持ちを尊重しましょう。「朝ごはんはパンとご飯、どっちがいい?」と聞いたり、スプーンとフォークに違うおかずを乗せて「どっちから食べる?」と選ばせたりすると、主体的に食べようという気持ちを促せます。
  • 食事に「物語」を取り入れる: お子さんの好きなキャラクターを使い、「ミニカーがお腹すいちゃったって。〇〇くんがご飯を食べたら、ミニカーもお腹いっぱいになるよ!」というように、食事を楽しいイベントにしてしまうのも効果的です。
  • 親が美味しそうに食べる: 調理前の食材を見せて「これはニンジンだよ」と教えたり、何より親自身が「美味しいね!」と笑顔で食べる姿を見せたりすることが、子どもの食への興味を引き出します。

とはいえうまくいかなかった事例

もちろん、どんなに工夫を凝らしても、子どもの食事は思い通りにいかないことばかりです。

  • 栄養を考えて嫌いな野菜を細かく刻んで混ぜ込んでも、一口も食べずに泣かれてしまい、「泣きたいのはこっちだよ…」と絶望的な気持ちになることも少なくありません。
  • 食事に集中できず席を立って遊び始め、食べ終わるのに2時間かかってしまったり、昨日まで喜んで食べていたものを今日は頑として拒否したりと、その日の気分次第ということも日常茶飯事です。
  • 「しっかり食べさせないと」という親の思いが強すぎると、ついイライラしてしまい、その空気が子どもに伝わって食事の時間が親子にとって苦痛なものになってしまう、という悪循環に陥ることもあります。頑張って作ったご飯を放り投げられてしまう、なんてこともあります。