Q: 離乳食始めましたが、あまりうまくいきません。何か工夫はあるのでしょうか?
離乳食、お疲れ様です。頑張って準備してもなかなか食べてくれないと、焦ったり不安になったりしますよね。多くのパパやママが同じような悩みを抱えながら、日々試行錯誤しています。
1. メインの回答
まず、離乳食初期の目的は栄養を摂ることよりも「食事に慣れること」だと考えると、少し気持ちが楽になるかもしれません。この時期はまだミルクや母乳が栄養のメインなので、焦らなくても大丈夫です。「食べる練習」くらいの気持ちで、気長に構えましょう。
コミュニティで共有されてきた、すぐに試せる工夫をいくつかご紹介します。
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味付けや調理法の工夫
- 風味を足す: 出汁を使って風味を加えたり、パサつきがちな鶏肉などは片栗粉でとろみをつけてあげると、飲み込みやすくなり食べてくれることがあります。
- 味見をしてみる: 意外と味が薄すぎることが原因の場合も。大人が味見して「美味しい」と感じるくらいの味付けを試してみるのも一つの手です。
- 苦手な食材はお休み: 無理強いはせず、一度お休みしてみましょう。慣れてきた頃に再挑戦したり、好きなものに少しだけ混ぜてみたりするのがおすすめです。
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食事の環境づくり
- 楽しい雰囲気を作る: 親が「食べさせなきゃ」と必死になると、その緊張感がお子さんに伝わってしまいます。「みんなで食べると美味しいね!」と笑顔で、パパやママが美味しそうに食べる姿を見せてあげることが何より効果的です。
- 遊びの延長にする: 調理前の食材を見せて「これはにんじんだよ」と話しかけたり、「ミニカーもお腹すいたって!」などと物語を作ってあげたりすると、興味を持ってくれることがあります。
- 子どもに選ばせる: 少し月齢が進んだら、違う食材を乗せたスプーンを2本見せて「どっちがいい?」と選ばせてあげるのも、自分でやりたい気持ちを満たしてあげる良い方法です。
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頼れるものには頼る
- 頑張って手作りしたものを食べてくれないと、心が折れてしまいますよね。そんな時は、市販のベビーフードを積極的に試してみてください。子どもが好む味付けや固さが研究されていますし、何よりパパやママの心の負担を軽くしてくれます。お子さんの好みの傾向を探るヒントにもなりますよ。
2. とはいえうまくいかなかった事例
もちろん、色々な工夫をしても、うまくいかないことは日常茶飯事です。
- せっかく作った離乳食を、口に含んだ瞬間に「ブーッ」と吹き出されて、親子ともどもドロドロになった。
- お皿ごとひっくり返されてしまい、思わずカッとなってしまった。
- スプーンを向けただけで泣いてしまい、断固として口を開けてくれなかった。
- 「保育園では完食するんです」と聞いて同じメニューを出したのに、家では一口も食べてくれなかった。
頑張って作ったものほど食べてくれない、というのは本当によくある話です。親としては否定されたようで辛くなりますが、これは一時的なもの。むしろ、家ではリラックスして甘えている証拠、という見方もできますよ。