Q: スプーン近づけても口を開けないです、どうしたらいいでしょうか?
お子さんがスプーンを近づけても口を開けてくれないとのこと、心配になりますし、せっかく準備したのに…とがっかりしてしまいますよね。離乳食が始まったばかりの頃は、多くのパパが同じような悩みを抱えていますので、安心してください。
メインの回答
まず一番大切なのは、焦らないことです。特に離乳食初期の食事は、栄養を摂ることよりも「食事そのものに慣れる」「食べ物の感触や味を知る」「アレルギーがないか確認する」といった意味合いが強いです。栄養のメインはまだミルクや母乳なので、少し肩の力を抜いて、親子で食事の時間を楽しむことを目標にしてみましょう。
その上で、コミュニティのパパたちが試して効果があった方法をいくつかご紹介します。
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楽しい雰囲気を作る 親がイライラしていると、その気持ちがお子さんに伝わってしまいます。「みんなで食べると美味しいね!」とパパやママがニコニコ笑顔でいることが、お子さんの安心感につながり、口を開けるきっかけになることがあります。
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大人がお手本を見せる パパやママが「もぐもぐ」と美味しそうに、少し大げさに噛んで見せるのも効果的です。お子さんが面白がって真似してくれるかもしれません。遊びの延長と捉えてみましょう。
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食材やメニューを変えてみる もしかしたら、シンプルにその食べ物が好みではないのかもしれません。「トマトは食べるけど、ほうれん草は嫌」というように、お子さんにも好みがあります。他の食材を試してみるのも一つの手です。
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物語や遊びを取り入れる お子さんのお気に入りのおもちゃを使って、「ミニカーもお腹すいたって!〇〇くんがご飯を食べたら、一緒に遊べるよ!」というように、食事を楽しい遊びの一部にしてしまう方法です。
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子どもに選ばせてみる 少し月齢が進んでいるお子さんなら、「自分でやりたい」という気持ちが芽生えているかもしれません。2つのスプーンに違う食べ物を乗せて「どっちから食べる?」と選ばせてあげることで、意欲が湧くこともあります。
いつかは必ず口を開けてくれるようになります。他の子と比べず、お子さん自身のペースを大切にして、まずはパパが無理なく楽しく続けられる範囲で進めていきましょう。
とはいえうまくいかなかった事例
もちろん、どんなに工夫を凝らしても、食べてくれない時はあります。 頑張って作った離乳食をブーッと吐き出されたり、お皿ごとひっくり返されたりして、ついカッとなってしまった…という経験を持つパパは少なくありません。それは仕方のないことです。
また、「保育園では完食していると聞くのに、家では同じものを出しても全く食べてくれない」という話もよく聞きます。家ではパパやママに甘えたい気持ちがあるのかもしれませんね。
どうやっても食べない時は食べない、と割り切る気持ちも時には必要です。