Q: ベビーベッドや家の中の安全対策はどのようにしていますか?
お子さんの安全、とても気になりますよね。コミュニティのパパたちの豊富な経験から、ベビーベッドや家の中の安全対策について、実用的な工夫や考え方をご紹介します。
メインの回答
まず、あらゆる安全対策の基本として「子どもから目を離さないこと」が最も重要です。ただ、四六時中見ているのは現実的に難しいため、短時間でも目を離す際は、ベビーサークルなどの安全が確保された場所に移動させることが大切です。特に0歳児の「窒息・落下・誤飲」には、細心の注意が必要です。
その上で、具体的な対策として以下のような工夫が共有されています。
【ベビーベッドの活用法】 ベビーベッドは、単に赤ちゃんを寝かせる場所としてだけでなく、上のご兄弟やペットがいるご家庭での「安全な避失難場所」としても非常に役立ちます。また、家族で布団を並べて寝る際に、大人が寝返りなどで無意識に赤ちゃんを圧迫してしまうリスクを避けるためにも有効です。 ただし、使用期間が限られるため、購入ではなくレンタルや中古品を活用する方が多いようです。レンタルなら処分の手間が省けるというメリットもあります。寝返りやずり這いが始まると動きが活発になるため、就寝時に限定して使い、起きている間は転落の心配がない床の上などで過ごさせるという使い分けも効果的です。
【家の中の安全対策】
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危険な場所への侵入防止: キッチンやテレビ周りなど、子どもに近づいてほしくない場所には、ベビーゲートや置き型のベビーガードを設置します。市販品だけでなく、牛乳パックと段ボールで、子どもがよじ登りにくい手作りのバリケードを作るアイデアもあります。廃材で費用をかけずに作れ、不要になったら簡単に処分できるのが利点です。
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家具・家電への対策: 引き出しや扉には、子どもが開けられないようにチャイルドロックを取り付けます。インテリアに馴染む目立たないデザインのものも市販されています。また、歩き始めの子どもが頭をぶつけやすいテーブルやテレビ台の角には、クッション性のあるテープを貼って保護します。テレビ自体を壁掛けにしたり、子どもがよじ登ってしまう椅子は使う時以外は片付けたりといった対策も有効です。
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日頃の整理整頓: 誤飲事故を防ぐため、日頃から子どもの手の届く場所に小さなものを置かないように整理整頓を心がけることが、何よりの安全対策になります。
とはいえうまくいかなかった事例
万全に対策したつもりでも、子どもの成長は予測不能で、思わぬことが起きるものです。
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せっかくベビーベッドを用意したのに、赤ちゃんが全く寝てくれず、すぐに洋服やおむつを置く「物置」と化してしまった、という経験談は少なくありません。結局、早々に返却し、家族みんなで布団を並べて寝るスタイルに落ち着いたご家庭もあります。また、寝ている間に赤ちゃんが手足をバタバタさせ、ベッドの柵に足が引っかかってしまい、ヒヤリとしたという声もありました。
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家の中の安全対策は、子どもの成長との「いたちごっこ」になりがちです。ダイニングチェアを倒しておいても自分で立てて登ったり、ベビーゲートを腕の力でよじ登ろうとしたりと、子どもはすぐに乗り越える方法を編み出します。安全のために設置したバリケードに寄りかかって遊んでいるうちに固定が緩み、バリケードごと倒れてしまったという事例も。安全グッズを過信せず、定期的な点検が欠かせません。
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ほんのわずかな隙に、0歳の子どもがベッドから転落してしまった事故もありました。また、安全のために家具に貼ったクッションテープを数年間そのままにしていたら、剥がすときに家具の木材まで一緒に剥がれてしまった、という長期的な視点での失敗談も共有されています。