子どもの安全対策

子どもの車内DVD視聴についてどう思いますか?

最終更新: 2025/12/12
作成者: システム

Q: 子どもの車内DVD視聴についてどう思いますか?

お子さまの車内でのDVD視聴、視力への影響も心配ですし、ぐずられると運転にも集中できず大変ですよね。親子のストレスを考えると、どう付き合っていくかは多くの家庭での悩みどころです。コミュニティの経験から、様々な考え方や工夫をご紹介します。

メインの回答

車内でぐずってしまう子どもと、それに対応する親、双方のストレスを考えると、DVD視聴は有効な手段の一つです。特に長距離移動の際には、子どもの気を紛らわせるために重宝するという声が多く聞かれます。

視力への影響を心配する声もありますが、「車に乗っている1〜2時間程度なら許容範囲」「映像から新しい言葉や歌を覚えるなど、一概に悪いとは言えない」といった意見もあります。大切なのは、ご家庭の方針に合った付き合い方を見つけることです。

1. ルールを決めて上手に付き合う もしDVDを見せるのであれば、時間を決めて約束する方法が効果的です。

  • 子どもに選ばせる約束方式:「長いお話を1つ見るか、短いお話を3つ見るか」のように選択肢を与え、子ども自身に決めさせます。自分で決めた約束は守りやすい傾向があるようです。「おめめが疲れちゃうから」といった簡単な理由を添え、見終わった後には「約束守れてえらいね!」とたくさん褒めてあげることが大切です。
  • 特別感を出す:普段は見せず、長時間の移動や旅行の時だけ見られる「特別なもの」としてルール化する方法もあります。

2. DVD以外の方法を試す 視覚への刺激が気になる場合は、Eテレの歌のCDなど、お子さんの好きな音楽をかけて一緒に歌うのも一つの手です。車内を親子で楽しめる空間にする工夫です。

3. 「見せない」方針を貫く 家庭の方針として「見せない」と決めたら、お子さんがぐずっても毅然とした態度を貫くという意見もあります。泣くことは子どもにとって最初のコミュニケーション手段であり、「泣けば要求が通る」と学習させないためにも、親の考えは変わらないことを態度で示すことも必要だという考え方です。

とはいえうまくいかなかった事例

もちろん、これらの方法がすぐにうまくいくわけではありません。

良かれと思って「どうしてもぐずるときだけ」と限定的に使っていたつもりが、いつの間にか「車に乗ったら必ずDVDを見る」という習慣になってしまい、見られないとぐずるようになってしまった、というケースは少なくありません。一度DVDの楽しさを知ると、他のおもちゃではなかなか興味を引くのが難しくなることもあるようです。

また、時間を決める約束をしても、初めのうちは「もっと見たい!」と泣かれてしまい、習慣になるまで親子で根比べ状態が続いた、という経験談もあります。

ここで一つ考えてみたいのが、お子さんにとって車でDVDを見ることは、単なる退屈しのぎだけでなく、「いつもと同じ」という安心感を得るための儀式になっている可能性です。決まった環境で決まったことをするのが、子どもの精神的な安定につながっているのかもしれません。