Q: 子どもの寝かしつけ、何かコツはありますか?
お子さんの寝かしつけ、毎日本当にお疲れさまです。思うように寝てくれないと、親も心身ともに疲れてしまいますよね。多くのパパたちが試行錯誤してきた経験から、うまくいったという声が多かったコツをご紹介します。
メインの回答
寝かしつけをスムーズにするには、大きく分けて**「環境づくり」「生活リズム」「入眠儀式」**の3つのアプローチが有効なようです。
1. 環境づくりで「寝るモード」に切り替える 赤ちゃんが「ここは寝る場所だ」と認識できる環境を整えることが大切です。
- 部屋を真っ暗にする: 遮光カーテンなどを活用して部屋を真っ暗にすると、「暗い=寝る時間」と学習しやすくなります。新生児期からこれを徹底することで、夜は寝るという習慣がつきやすかったという声が多くありました。夕方から少しずつ照明を落としていくのも良い方法です。
- 音を活用する: 「ゴーッ」という空気清浄機の音や、アプリで流す滝の音などの「ホワイトノイズ」は、物音に敏感な子の眠りを助けてくれます。新生児期には胎動音が効果的だったという意見もあります。赤ちゃんが落ち着く音を探してみましょう。
- 静かな空間を保つ: 寝かしつけの時間帯は、玄関のチャイムの音量を下げたり、一時的にオフにしたりする工夫も、あと一歩の努力を無駄にしないために有効です。
2. 生活リズムとルーティンを整える 毎日の繰り返しが、赤ちゃんの体内時計を整えます。
- 朝のリズムを一定に: 夜寝るのが遅くなってしまっても、朝は決まった時間に起こして太陽の光を浴びさせましょう。これにより体内時計が整い、夜に自然な眠気が訪れるようになります。
- 寝る前の儀式(ルーティン)を作る: 「お風呂→ミルク→歯磨き→スリーパーを着る→寝室へ」のように、寝る前の一連の流れを毎日繰り返すことで、赤ちゃんは「これから寝るんだな」と心の準備ができます。これは親にとっても、寝かしつけモードに入るスイッチになります。
- タイミングを見計らう: 月齢に合った「起きていられる時間(覚醒時間)」を意識すると、眠くなったベストなタイミングで寝かしつけができ、スムーズにいきやすいです。
3. その他の工夫や選択肢
- 便利グッズに頼る: モロー反射で起きてしまう子には、体を優しく包む「スワドルアップ(おくるみ)」が効果的だったという声が多数あります。また、天井に動く絵本を映し出す「ドリームスイッチ」で、子どもがリラックスして眠りについたという家庭もありました。
- 泣いている原因を探る: 授乳から時間が経っていればお腹が空いているサインかもしれません。また、突然の大きなギャン泣きは、お腹が張って苦しいなど、不快感を訴えている可能性もあります。オムツやゲップの状態を確認してみるのも一つの手です。
- 専門家への相談: どうしても改善しない場合は、一人で抱え込まずに専門家に相談するのも大切です。睡眠改善プログラムなどを利用し、状況が劇的に改善したという経験談もあります。
とはいえうまくいかなかった事例
もちろん、これらの方法がすべてのお子さんに当てはまるわけではありません。理想通りにいかないのが育児の常です。
- 「布団に置くと30分以内に起きてしまう」「抱っこでないと寝ない」という悩みは非常に多く、結局、親が抱っこしたまま添い寝で寝かしつけることにした、という声は後を絶ちません。
- 何をしても泣き止まない「ギャン泣きの嵐」に、赤ちゃんを落とさないよう安全を確保しながら、ただただ耐えるしかない夜もあります。
- 成長に伴って必要な睡眠時間が変化し、これまでうまくいっていた方法が急に通用しなくなることも。「昼寝をしないせいで夕方に力尽き、夜に元気になってしまう」といった悪循環に悩む声もありました。
- やっと寝そうになった瞬間に玄関のチャイムが鳴り、寝かしつけが振り出しに戻ってしまった…という悲しいエピソードも。
- また、寝かしつけに時間がかかることで親自身の夕食や睡眠時間が削られ、生活リズムが乱れてしまうという現実的な問題も多く語られています。