Q: まだ産まれてませんが、生後半年くらいで保育園に預けるか、一歳で保育園に預ける方がいいのか、どっちが良いんでしょうか?
まだお子さんがお腹の中にいらっしゃる中、保育園のことを考えられているのですね。素晴らしいです。生後半年か1歳か、どちらのタイミングで預けるかは、多くのご家庭が悩む大きなテーマです。コミュニティのパパたちの経験からも、どちらが良いと一概に言えるものではない、というのが正直なところです。
メインの回答
どちらの選択にもメリット・デメリットがあり、「これが正解」というものはありません。ご家庭の状況や価値観、そして何よりお子さんの個性によって最適な答えは変わってきます。それぞれの時期の特徴を参考に、ご家庭の方針を話し合ってみるのが良いでしょう。
早く預ける派(生後半年など)のメリット
- 入園のしやすさ: 一般的に、1歳児クラスよりも0歳児クラスの方が募集人数が多く、希望の保育園に入りやすい傾向があります。
- 専門家によるサポート: ちょうど離乳食が始まる時期と重なります。プロである保育士さんに離乳食の進め方などをサポートしてもらえるのは、初めての育児では非常に心強いという声が多くあります。
- 子どもの成長への刺激: 他の赤ちゃんと触れ合うことで社会性が育まれたり、月齢の高いお友達から刺激を受けて成長が促されたりします。
ゆっくり派(1歳など)のメリット
- 子どもとの時間を長く持てる: 「今しかない」赤ちゃんの時期の貴重な成長を、一日一日そばで見守ることができます。
- 親が育児に慣れる時間: 子どもとじっくり向き合う時間を持つことで、泣き方の違いがわかるようになるなど、親自身が育児に慣れ、自信を持つことができます。
- コミュニケーションの始まり: 1歳頃になると、少しずつ言葉を理解し始め、自分の意思を示すようになります。親子間のコミュニケーションがより豊かになる時期でもあります。
どちらの選択をしても、子どもと一緒にいられる時間は確実に減ります。しかし、その分、朝や夕方の時間、そして休日の過ごし方がより濃密で大切なものになった、という声は共通して聞かれます。
そして、どちらの時期を選ぶにしても、多くのパパたちが口を揃えて言うのが**「保育園探し(保活)は、とにかく早く始めるべき」**ということです。4月入園を目指す場合、申し込みは前年の秋頃、園の見学予約はそれよりずっと前から埋まり始めることも珍しくありません。「入園の1年前から動き出してちょうどよかった」という声もあるほどです。
とはいえうまくいかなかった事例
計画通りに進まないのが子育てであり、保活です。先輩パパたちが直面した壁も知っておくと、心の準備ができるかもしれません。
- 希望通りに入園できない: 特に1歳児クラスは競争率が高く、希望の園に入れない、そもそも空きがないという現実に直面することがあります。あるパパは、申し込みの1ヶ月前から見学を始めようとしたところ、どの園も予約でいっぱいで、結局一つも見学できないまま書類を提出することになってしまいました。
- 仕事と育児の両立の壁: 入園後、子どもは驚くほど頻繁に体調を崩します。「大事な会議の日に限って熱を出す」「連休の旅行直前に胃腸炎になった」というのは“あるある”です。そのたびに仕事を休んで看病する必要があり、すぐに以前のように働くのは難しいと覚悟しておいた方が良いでしょう。
- 子どもの適応の問題: 新しい環境に慣れるまでは、親子ともに大変な時期です。「家ではお昼寝しない子が、園のお昼寝時間を苦痛に感じないだろうか」と心配する声もありました。後追いが激しい時期だと、毎朝泣き叫ぶ我が子を預けることに胸を痛めるパパママも少なくありません。