Q: 子どもの送り迎えはどのように分担していますか?
お子さんの送り迎えの分担、毎日のことだからこそ悩みますよね。多くのご家庭で試行錯誤しながら、自分たちに合った形を見つけているようです。
メインの回答
多くのご家庭では、夫婦でしっかり話し合い、お互いの働き方や得意なことに合わせて柔軟に分担を決めています。決まった正解はなく、大きく分けると以下のようなパターンがあるようです。
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働き方に合わせて役割を固定する 朝の時間に余裕があるパパが朝食の準備から送りまでを担当し、時短勤務や在宅勤務で時間に融通が利きやすいママがお迎えを担当するなど、夫婦それぞれの勤務スタイルに合わせて分担する方法です。
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家事育児全体でバランスを取る 送り迎えというタスク単体で見るのではなく、「送り迎え・掃除・洗濯」をパパが担当し、「食事作り・お風呂・寝かしつけ」をママが担当するなど、家事育児全体の総量でバランスを取っているご家庭もあります。
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その日の状況に応じて柔軟に協力する 厳密に担当を決めず、「気づいた方がやる」「手の空いている方がやる」というスタンスで協力する方法です。この場合、「担当した方のやり方には口を出さない。気になるなら自分でやる」といったルールを設けることで、お互いのストレスを減らす工夫をしているようです。
どのパターンであっても大切なのは、どちらが担当になっても対応できるよう、普段から準備物や園からの連絡事項を夫婦で共有しておくことです。育休取得などのライフイベントを機に、分担を見直すのも良い機会になります。
とはいえうまくいかなかった事例
一方で、分担を決めようとしても、うまくいかないこともあります。
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仕組み作りの失敗 タスクボードなどを使って家事育児を可視化しようとしたところ、「仕事みたいで嫌だ」とパートナーに言われてしまい、導入できなかったという声がありました。良かれと思った工夫も、ご家庭によって合う・合わないがあるようです。
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送迎に付随するタスクでの失敗 送迎そのものよりも、それに伴う準備で失敗してしまったという声は多く聞かれます。「荷物(リュック)を丸ごと家に忘れてきた」「急に必要になった持ち物の場所が分からず、朝から探し回った」「お弁当の日におかずを入れ忘れた」など、担当に慣れていないと起こりがちな失敗です。
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目的の見失い 分担を意識するあまり、「時間通りに送り届ける」ことだけが目的になってしまい、子どもの「自分で準備する」といった自立心を育む関わり方がおろそかになってしまうことへの葛ăpadăの声も聞かれました。