Q: 育休中の家事分担ってどうされていますか?
育休中の家事分担、悩みますよね。コミュニティのパパたちの経験から見えてきた、実用的な考え方や工夫をお伝えします。
1. メインの回答
育休中の家事分担で最も大切なのは、産後のパートナーの体を休ませることを最優先するという考え方です。その上で、各ご家庭の状況に合わせて最適な形を模索していくのが良いでしょう。
多くの家庭で実践されている、具体的な分担方法には以下のようなものがあります。
- 時間帯で分担する: パートナーにまとまった睡眠時間を確保してもらうため、「夜20時から深夜2時までは自分が担当する」というように、時間で役割を明確に区切る方法です。
- タスクで分担する: 「掃除や買い物は自分、赤ちゃんの寝かしつけはパートナー」のように、家事や育児のタスクごとにお互いの担当を決める方法です。母乳育児の場合は、授乳以外の家事・育児をパパが担うことで、うまく回しているご家庭も多いです。
- 事前の準備を徹底する: 育休に入る前に、パートナーから家事や育児のやり方をしっかり引き継いでおくことがスムーズな分担の鍵になります。また、夫婦で同じ育児本を読んで知識や価値観を共有し、方針のズレをなくしておくという工夫も非常に有効です。
決まった「正解」はありません。夫婦で育休を取得している場合は、お互いに「この時間はお願い」と頼み合って一人の時間を作ったり、お互いの実家の手伝いに行ったりと、その時々の状況を尊重し、柔軟に協力し合う姿勢が大切になります。
2. とはいえうまくいかなかった事例
一方で、理想通りにはいかない現実もあります。事前に計画していても、思わぬ壁にぶつかることは少なくありません。
- 自分の時間が全くなくなる: パートナーの休息を優先するあまり、気づけば自分が朝から晩までワンオペ育児と家事に追われ、全く休まる時間がなかったという声も。心身ともに疲弊してしまうことがあります。
- 引き継ぎの漏れや遅れ: 仕事の引き継ぎが長引き、育休開始が出産に間に合わなかった結果、一番大変な時期にパートナーに大きな負担をかけてしまったというケースがありました。また、家事育児は一通り引き継いだつもりでも、上の子の幼稚園の準備といった「見えないタスク」が盲点となり、毎朝対応に追われてしまったという失敗談も共有されています。
- 予期せぬトラブル: 子どもが急に体調を崩したり、公園から帰りたがらなかったりと、育児は計画通りに進まないことの連続です。そうした予期せぬトラブルが起こると、事前に決めていた家事分担がうまく機能しなくなることもあります。