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学資保険やNISA、どちらを選びましたか?

最終更新: 2025/12/12
作成者: システム

Q: 学資保険やNISA、どちらを選びましたか?

学資保険とNISA、どちらを選ぶかについては、コミュニティ内でも様々な意見が交わされており、各家庭の考え方によって選択が分かれています。

1. メインの回答

結論から言うと、「どちらか一方を選ぶ」というよりは、最近ではNISAを活用して教育資金を準備する声が比較的多くなっていますが、学資保険の良さを重視する家庭や、両方を組み合わせる家庭など、方針は様々です。

NISA(新NISAや旧ジュニアNISA)を選ぶ方の主な理由 「投資と保険は分けて考える」というスタンスで、積極的に資産を増やしたいと考える方が多いようです。

  • 効率性: 学資保険は昔と比べて利回りが期待できず、インフレで将来受け取るお金の価値が目減りする可能性を考慮し、より高いリターンが期待できる投資信託(全世界株式や全米株式など)で運用したい。
  • 合理性: 保障が必要であれば別途掛け捨ての生命保険に加入し、資産形成は手数料の安いNISAで行う方が合理的だと考える。
  • 実践例: 児童手当をそのままNISAでの積立投資に充てているという方もいます。

学資保険やそれに類する保険を選ぶ方の主な理由 「資産を増やす」ことよりも、「確実に備える」「万が一の保障」という点を重視する方が選んでいます。

  • 保障機能: 親に万が一のことがあった場合、それ以降の保険料の支払いが免除されても、満期金は計画通り受け取れるという安心感がある。
  • 計画性: 貯金が苦手な方でも、保険料として半強制的に引き落とされるため、計画的に教育資金を準備できる。
  • 多様性: 資産分散の一環として、円だけでなくドル建ての終身保険などを活用している方もいます。

また、お子さんが複数いるご家庭では、一人目と二人目で金融商品の条件が変わるため、それぞれ別の方法で準備しているというケースもありました。育休中などに夫婦でじっくりお金について話し合い、「我が家の方針」を決める良い機会と捉えることもできます。

2. とはいえうまくいかなかった事例

明確に「大失敗した」という話はありませんでしたが、それぞれの選択肢に対する懸念点や、実際に直面した課題が共有されていました。

  • 学資保険に対する懸念・課題

    • 返戻率が低いため、「銀行に預けているのと大差ないのでは」と感じる方がいます。インフレが進むと、将来受け取る金額の実質的な価値が下がってしまうリスクも指摘されています。
    • 一度契約すると、大学入学時など目標時期まで資金が固定されてしまいます。そのため、中学・高校進学などで急にまとまったお金が必要になった際、柔軟に対応しにくいというデメリットがあります。
  • NISAに対する懸念・課題

    • 投資であるため、元本割れのリスクは常にあります。教育資金が必要となる大学入学時などに、運悪く市場が暴落していると、予定していた金額を引き出せない可能性があります。
    • 「いつ解約するか」というタイミングの見極めが難しい、という声も聞かれます。
    • また、ジュニアNISAが廃止されたように、制度そのものが変更になるリスクも考慮しておく必要があります。