Q: みなさん児童手当はそのまま口座に貯金されてますか?それとも学資保険やドル建てつみたてなどにいれてますか?
児童手当の使い道、悩みますよね。将来のための大切なお金だからこそ、どうするのがベストか迷うのは当然です。コミュニティのパパたちも、それぞれの家庭の方針に合わせて様々な工夫をしています。
メインの回答
多くの方が、「児童手当をどうするか」と個別に考えるのではなく、「家計全体で教育資金をどう準備するか」という広い視点で捉えています。その上で、主に以下の3つの方法や、それらを組み合わせる形で準備を進めているようです。
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そのまま貯金する(堅実派) 投資のリスクを避け、必要な時にすぐ引き出せるように、児童手当は手を付けずに子どもの口座へそのまま貯金するという堅実な方法です。毎月決まった額を貯金するルールを決めているご家庭もあります。
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NISAなどを活用して投資する(積極派) 最近の主流ともいえる考え方です。学資保険は昔ほど利回りが期待できないため、つみたてNISAなどを活用して全世界株式や全米株式の投資信託で積極的に運用し、教育資金を準備する方が増えています。保険は保障機能に特化したものに別途加入し、「貯蓄・運用」と「保障」を分けて考えるスタイルです。
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保険商品を活用する(保障重視派) 資産運用というより「保険」としての機能に魅力を感じて活用するパターンです。
- 学資保険: 親に万が一のことがあった場合、その後の保険料の支払いが免除され、満額を受け取れる保障が手厚いのが特徴です。貯金が苦手な方にとっては、半強制的に資金を確保できる仕組みとしても有効です。
- 代替となる保険: 最近は学資保険の代わりに、ファイナンシャルプランナーなどから「低解約返戻金型終身保険」や、資産分散を兼ねた「外貨建て終身保険」を提案され、加入するケースもあります。
お子さんが複数いるご家庭では、その時々で金利などの条件が良い商品が変わるため、一人ひとり違う方法で準備しているという声もありました。
とはいえうまくいかなかった事例
一方で、計画通りにはいかない現実や、それぞれの方法のデメリットも共有されています。
- 投資のリスク: 教育資金のように「特定の時期に必ず必要になるお金」に対して、元本割れのリスクがある投資は不確実性が高いという慎重な意見もあります。特に運用期間が短い場合は注意が必要で、いざ使いたい時の相場によっては、解約のタイミングを見極めるのが難しいという声も聞かれます。
- 保険の注意点: 円建ての学資保険は、現在の低金利では返戻率が低く、インフレ(物価上昇)に負けてしまう可能性があります。また、長期間資金が固定される割に思ったほど増えない、手数料が意外と高いといった指摘もあります。
- 計画外の出来事: 「ジュニアNISAを活用したかったのに制度が終わってしまった」など、制度変更によって計画の見直しを迫られた方もいます。また、「人生なんとかなると思っているので、特に何も考えていない」という声もあり、将来への備えと「今の子どもの習い事や体験への投資」とのバランスに悩む方も少なくありません。