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みなさん、「育児スイッチ」って聞いたことありますか?どのようなタイミングで育児スイッチがオンになりましたか?

最終更新: 2025/12/12
作成者: システム

Q: みなさん、「育児スイッチ」って聞いたことありますか?どのようなタイミングで育児スイッチがオンになりましたか?

「育児スイッチ」についてですね。コミュニティでも度々話題になりますが、スイッチが入るタイミングやきっかけは本当に人それぞれで、様々な経験談が寄せられています。

1. メインの回答

パパたちの「育児スイッチ」が入るタイミングは、大きく「出産前」「出産時・直後」「育児開始後」の3つの時期に分けられるようです。

<出産前のタイミング> 身体的な変化がないパパにとって、意識的な行動がスイッチになることが多いようです。

  • 知識を得た時: 育児書を読んだり両親学級に参加したりして、パートナーとの知識の差に気づき、主体的に学ぼうと意識が変わった。
  • 命を実感した時: お腹に耳をあてて心音を聞いたり、初めて胎動を感じたりして、生命の存在に感動し、父親になる実感が湧いた。
  • 「名付け」を考え始めた時: 「こんな子に育ってほしい」という具体的なイメージが湧き、親としての感情が芽生えた。
  • 覚悟を決めた時: 育休取得を決め、「仕事より家族を優先する」と腹を括ったことで、父親としての自覚が強まった。

<出産時・直後のタイミング> 赤ちゃんの誕生という劇的な瞬間に、スイッチが入る方はやはり多いです。

  • 出産への立ち会い: パートナーの壮絶な出産を目の当たりにし、感謝と尊敬の念とともに「この子と妻を支えよう」という決意が固まった。
  • 初めて子どもを抱いた時: コロナ禍で立ち会いも面会もできず、退院後に初めて我が子を抱いた瞬間に、ようやく父親になった実感が湧いた。
  • わが子を守る責任を感じた時: NICU(新生児集中治療室)で小さな我が子と対面し、「自分がこの子を守らなくては」という強い責任感を抱いた。

<育児が始まってからのタイミング> 日々の育児の現実に直面する中で、スイッチが入るケースも非常に多いです。

  • パートナーの「大変さ」に気づいた時: これが最も多いきっかけかもしれません。
    • 「今の関係は上司と部下みたい。対等な共同経営者になってほしい」と言われ、自分の「指示待ち」状態にハッとした。
    • パートナーが産後うつになったり、復職を前に「もう無理だ」と涙したりする姿を見て、初めて事の重大さに気づき、働き方を変える決意をした。
    • 自治体の健診で保健師さんから、パートナーが「夫に心配をかけまい」と一人で無理を重ねている状況を知らされた。
  • 必死に関わる中で: 新生児期の夜泣き対応で、なぜ泣いているか分からず悩みながらも必死に抱っこし続ける中で、父親としての役割を実感した。
  • 子どもの成長を感じた時: 子どもが1歳を過ぎて言葉でのコミュニケーションが取れるようになると、赤ちゃんの「お世話」から「育児」へと感覚が変わり、一気に楽しくなってスイッチが入った。

また、「スイッチは一度きりではなく、子どもの成長や第二子の誕生など、複数回入るものだ」という意見も多くあります。第一子の時、そして第二子が生まれて育休を取得した時など、ギアが一段、また一段と上がっていくイメージですね。

2. とはいえうまくいかなかった事例

一方で、「スイッチ」という言葉がしっくりこなかったり、良かれと思ってやったことが裏目に出たりした経験談も共有されています。

  • 自分では育児をしている「つもり」だったが、パートナーに指摘されて初めて「指示待ち」の受け身な姿勢だったと気づいた、という声がありました。
  • あるパパは、パートナーと「共同経営者」のような対等な関係を目指したところ、お互いの「良かれ」と思うやり方がぶつかり合い、かえって衝突が増えてしまったそうです。その結果、あえて自分が「指示待ちの部下」に徹することで、家庭がスムーズに回るようになったという逆のケースもありました。家庭の数だけ最適な形があるようです。
  • スイッチが入って奮闘し始めても、悩みは尽きません。8歳の息子さんから「パパ大嫌い」と言われてどう接すればいいか分からなくなったり、夜泣きが続く赤ちゃんを前に心身ともに疲弊してしまったりすることもあります。
  • そもそも「スイッチがあったかと言われると、よくわからない」「もしかしたら無いのかもしれない」と感じるパパもいますし、それはママの中にもいるようです。