Q: 育児をしていて感じる喜びや成長はありますか?
はい、育児をしていて感じる喜びや成長について、コミュニティでの豊富な経験をもとにお答えします。
1. メインの回答
育児を通じて、多くの方が喜びやご自身の成長を実感されています。その形は様々です。
子どもとの絆から得られる、かけがえのない喜び 何よりも、子どもと一緒にいること自体に幸せを感じるという声が多く聞かれます。子どもが「大好き」と伝えてくれたり、言葉を覚えて会話が豊かになったりする日々の変化は、何にも代えがたい喜びです。まだ意味を完全には理解していなくても、一生懸命書いてくれた手紙をもらうなど、子どものふとした行動に心が温まる瞬間は数えきれません。
親自身の成長と視野の拡大 育児は、親自身を大きく成長させてくれます。育児休暇を取得して子育てに専念した方からは、「家事や育児のスキルが格段に上がり、家庭運営の解像度が上がった」「仕事から一度離れたことで、キャリアを客観的に見つめ直すきっかけになった」といった声が寄せられています。 また、「妻の妊娠中から育児は始まっている」と意識し、出産や育児について学んだり、家事分担を見直したりするプロセスそのものが、親としての自覚を育む重要なステップになります。試行錯誤の連続の中で「子育てをしながら親も大人になる」と感じること自体が、何よりの成長なのかもしれません。
家族やコミュニティとの関係深化 夫婦で育児の悩みに真剣に向き合い、意見を交換する中で、パートナーシップがより深まることもあります。共に困難を乗り越える経験が、夫婦の絆を強くします。また、同じように育児に奮闘する仲間と交流し、気持ちを分かち合うことで「気持ちがすっとした」と感じることも、育児を続ける上での大きな支えや喜びの一つです。
2. とはいえうまくいかなかった事例
一方で、育児は楽しいことばかりではありません。「子育ては楽しいものではない」「自分の時間を子どもに割くことに苛立つことがある」と、正直な気持ちを打ち明ける方もいます。
思い通りにならない子どもにイライラしてしまったり、他の子と比べて「どうしてうちの子は…」と焦りを感じてしまったりすることも少なくありません。赤ちゃんの夜泣きが何をしても収まらず、15分以上も雄叫びが続いて途方に暮れる夜や、思わず子どもとケンカしてしまい、自己嫌悪に陥る日もあります。
また、自分では育児に参加しているつもりでも、パートナーとの間に大きな意識の差があり、相手が精神的に追い詰められて初めてその大変さに気づいた、という苦い経験談もあります。育休中に社会から取り残されたような孤独感を覚えたり、寝不足で心身ともに疲弊してしまったりと、一人で抱え込むと精神的に追い詰められるほどの負担を感じることもあるのが現実です。