Q: 【子供に使わないようにしてる言葉教えてください】皆さんが使わないよう気をつけている言葉を今後の参考に教えていただけないでしょうか？

お子さんへの言葉選び、本当に悩みますよね。つい感情的に言ってしまうこともありますが、多くのパパたちが日々意識していることや、試行錯誤している経験をまとめてみました。

皆さん、お子さんの成長を願うからこそ、言葉選びに気を配っています。特に、以下の3つのタイプの言葉は使わないように意識しているという声が多くありました。

「やばい」「ズルい」といった乱暴な言葉 大人が無意識に使っていると、子どもはあっという間に真似してしまいます。意味を理解しないまま使うことで、お友達とのトラブルの原因になる可能性も考え、家庭内では使わないように心がけているようです。
「鬼が来るよ」など、恐怖で行動をコントロールする言葉 一時的に言うことを聞かせる効果はあっても、なぜその行動がいけないのかという本質的な理由が子どもに伝わりません。また、子どもが成長して嘘だと気づいた時に、親子の信頼関係に影響する可能性を心配する声もありました。
「ダメ！」「〇〇しないで！」という一方的な否定の言葉 子どもの行動をすぐに否定するのではなく、その裏にある好奇心や成長のサインに目を向けることが大切だと考えられています。命の危険や他者への迷惑に関わること以外は、できるだけ子どもの「やりたい」気持ちを尊重し、体験から学ばせる機会と捉えるアプローチです。

【具体的な言い換えの工夫】 頭ごなしに否定するのではなく、肯定的な言葉に置き換える工夫がたくさん共有されています。

行動の背景にある気持ちを代弁する （例）壁に落書きをした時：「ダメでしょ！」→「そっか、大きな紙に描きたかったんだね。でも壁はびっくりしちゃうから、こっちの大きな紙に描こうか」
成長の過程として捉える （例）食事中にこぼした時：「汚さないで！」→「指でつまむ練習してるんだね」「ご飯が楽しい証拠だね」
ルールを教える機会にする （例）車のクラクションを鳴らした時：「鳴らさないで！」→「これはね、危ない時に助けを呼ぶための大事な音なんだ。練習してみようか」
子どもの気持ちにまず共感する （例）「パンが食べたい！」と癇癪を起こした時：「わがまま言わないの！」→「そっか、パンが食べたかったんだね。気持ちはわかったよ。でも今日はカレーの日だから、一緒に食べよう」

このように、まずは子どもの気持ちを受け止め、その上で別の選択肢を示したり、ルールを教えたりすることが、子どもの納得感につながるようです。

頭では分かっていても、理想通りにいかないのが育児の現実です。

家庭でどんなに言葉遣いに気をつけていても、子どもは保育園やテレビなど、外の世界から「やばい」といった言葉をあっという間に吸収してきます。「家では誰も使っていないのに…」と驚くのは、多くの親が通る道のようです。

また、親自身に心身の余裕がない時は、肯定的な言葉かけが難しいもの。ワンオペ育児で疲れている日や、時間に追われている時に、つい感情的に「ダメ！」と強く叱ってしまい、「もっと違う言い方があったはずなのに…」と後から自己嫌悪に陥ったという経験談は少なくありません。

特に、子どもが本当に危険なことをした時には、ことの重大さを伝えるために、あえて厳しい口調や大きな声で叱るという判断をするパパもいます。何が正解かは、その時々の状況や各家庭の考え方によって変わってくるようです。