Q: 育休期間中の生活費を引き締めるための工夫などあれば教えて頂けるとありがたいです
育休期間中の生活費、気になりますよね。コミュニティのパパたちの経験から、実用的な工夫や注意点をご紹介します。
1. メインの回答
育休中の収入減に備えるためには、まず支出を見直すことが基本です。多くの方が、育休を家計の総点検をする良い機会と捉えています。
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育休開始前の準備が肝心 育児休業給付金は、申請から実際に振り込まれるまで2〜3ヶ月、場合によってはそれ以上かかることがあります。その間の生活費をあらかじめ準備しておくと、精神的な余裕が生まれます。
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固定費の見直しから着手する 通信費を格安SIMに変更したり、不要な保険や使っていないクレジットカードを解約したりといった基本的な見直しが効果的です。維持費のかかる自家用車を一度手放し、必要な時だけカーシェアやレンタカーを利用するという選択も有効です。
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日々の出費を賢く抑える 育休中は自宅で食事をする機会が増えるため、自然と外食費が減って食費を抑えられたという声が多く聞かれます。また、散髪をカット専門の安いお店に変えたり、地域の児童館や子どもプラザといった無料施設を積極的に利用したりするのもおすすめです。趣味の読書は図書館をフル活用しましょう。お子さん名義の利用者カードも作っておくと、一度に借りられる冊数が増えて便利です。
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もらえるお金や制度はフル活用する お子さんのマイナンバーカードを作成するともらえるマイナポイントなど、活用できる制度はしっかり使いましょう。また、この機会に将来の教育費の準備方法を見直すのも良いでしょう。学資保険だけでなく、NISAや低解約返戻金型終身保険など、ご家庭に合った方法を比較検討する良い機会です。
2. とはいえうまくいかなかった事例
計画通りに進めるのが難しいのも現実です。こんな声も上がっていました。
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給付金や税金の落とし穴 人事担当者の申請漏れにより、育休開始から4ヶ月近く給付金が振り込まれなかったというケースがありました。その間の生活費は貯金で賄うことになり、想定外の出費で家計が苦しくなったそうです。事前に人事担当者へ支給スケジュールを確認しておくと安心です。 また、育休中も住民税の支払いは免除されません。このことを知らず、復職後の給与から一括天引きされ、初任給がほとんど手元に残らなかったという失敗談も。同様に、保育料は前年の所得を基準に算定されることがあり、「育休中で収入が少ないから安いはず」と考えていたら、予想外に高額で驚いたという声もありました。
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「無料」の誘惑と想定外の出費 無料の写真撮影イベントに参加したところ、プロが撮った素敵な写真を見るとつい欲しくなり、結局データを追加購入してしまった、という話もあります。「絶対に無料の範囲で楽しむ」と強い意志を持つか、あらかじめ予算を決めて臨むなどの工夫が必要かもしれません。また、家にいる時間が増えることで光熱費がかさんだり、ネット通販を使いすぎてしまったりと、思わぬ支出が増えることもあります。