Q: 育休を取得された方で、育休中のメリットデメリット、感じたとこなど教えていただけませんか?
育休の取得、素晴らしいですね!コミュニティに寄せられた多くのパパたちの経験をもとに、育休のメリット・デメリットや、実際に感じたことをお伝えします。
メインの回答
育休を取得したパパたちからは、「取って本当に良かった」という声が圧倒的に多く聞かれます。単なる休暇ではなく、その後の家族の基盤を作るための非常に重要な投資期間と捉えられています。
家庭へのメリット
- パートナーを心身ともに支えられる: 産後のママは心身ともに大きなダメージを負っています。「育休は子どものためでもあるけど、それ以上に妻のため」という声が多く、パパが育休を取ることでママをゆっくり休ませ、産後うつの予防にも繋がったという経験談もあります。
- 育児・家事スキルが向上し、家庭の安定性が増す: パパが主体的に育児に関わることで、オムツ替えや寝かしつけなどのスキルが夫婦で同レベルになり、ワンオペ育児を防げます。この経験が、復職後のスムーズな協力体制の土台となります。
- 上の子との時間: 第二子以降の育休では、赤ちゃんのお世話だけでなく、上の子と穏やかな気持ちでじっくり向き合う時間が増え、家族全員にとって良い影響があったという声も聞かれました。
個人へのメリット
- 子どもとのかけがえのない時間と関係構築: 仕事では決して得られない、子どもの日々の成長を間近で見守る貴重な時間を過ごせます。「もっと長く取ればよかった」と後悔するほど充実した期間だった、という感想がほとんどです。
- 視野の拡大と自己成長: 一時的に仕事から離れることで、新しい視点を得られたり、自身のキャリアを見つめ直すきっかけになったりします。育児という経験を通して、人間的に成長できたと感じるパパも多いです。
また、時間に余裕ができるため、子ども名義の口座開設や家計の見直しといった、後回しにしがちな手続きを進める絶好の機会にもなります。
とはいえうまくいかなかった事例
一方で、育休は決して楽なことばかりではなく、いくつかの課題や困難も伴います。
- 職場での風当たりや不利益(パタハラ):
- 育休取得を理由に担当業務を全て取り上げられたり、「育児なんて当たり前」と上司から心ない言葉をかけられたりする悲しい事例がありました。
- 引き継ぎがうまくいかないと周囲に負担がかかり、将来の取得希望者が出づらくなる雰囲気につながることも。職場の同調圧力に負けて取得を断念し、「人生最大の失敗だった」と後悔している人もいます。
- 経済的な問題:
- 育児休業給付金はありますが、収入が減ることは避けられません。特に7ヶ月目以降は給付率が下がるため、事前に家計のシミュレーションは必須です。
- また、給付金は申請から振り込みまで2〜3ヶ月、あるいはそれ以上かかることも。その間の収入が途絶える可能性を考慮し、貯蓄などで備えておく必要があります。
- 心身の負担と孤立感:
- 新生児期は昼夜問わず続くお世話で生活リズムが崩れ、「死なせないように」というプレッシャーから心身ともに疲弊してしまうことがあります。
- 社会から取り残されたような孤立感を覚え、鬱々とした気持ちになったり、原因不明の眠気やだるさを感じたりするパパも少なくありません。
- 育休前後の多忙さ:
- 育休前は仕事の引き継ぎや役所の手続き、出産準備が重なり非常に慌ただしくなります。復帰後も、仕事と育児・家事の両立は想像以上にハードです。