育休・キャリア

育休1年取ることを検討しているのですが、取られた方いらっしゃいますか?

最終更新: 2025/12/12
作成者: システム

Q: 育休1年取ることを検討しているのですが、取られた方いらっしゃいますか?

1年間の育休取得、素晴らしいですね!コミュニティでも多くの方が長期育休を取得しており、「大満足だった」「後悔は絶対にしない」といった非常にポジティブな声が寄せられています。

メインの回答

育休は単なる休みではなく、その後の家族の基盤を作るための非常に重要な期間です。特に産後のママの体は「全治10ヶ月の大怪我」と例えられるほど大きなダメージを負っています。パパが1年近く寄り添い、育児・家事スキルをパートナーと同じレベルまで引き上げることで、復職後もスムーズに回る家族の形をじっくりと作ることができます。何より、お子さんとのかけがえのない時間を過ごし、強い絆を育めることは、お金には代えがたい財産になります。

育休を最大限に活用するために、先輩パパたちが実践してきたことをリストアップしますね。

  • 育児・家事の習得: パートナーと協力し、どちらか一方に偏らない育児・家事スキルを身につけ、復職後を見据えた分担ルールを作りましょう。
  • 会社との調整: 「いつ、どうやって伝えるか」は重要なポイントです。育休中の関わり方(完全に仕事から離れるか、ある程度連絡が取れるようにしておくか)も、ご自身の状況に合わせて調整している方が多いようです。
  • 手続き・計画: 時間のあるうちに、子ども名義の口座開設や家計の見直しなどを済ませておくとスムーズです。
  • お金の確認: 育児休業給付金に加え、新たにはじまった「出生後休業支援給付」が上乗せされる可能性もあります。ご自身のケースが対象になるか確認してみると、より具体的な計画が立てやすくなります。
  • 心の健康: パートナーと意識的に対話の時間を作ったり、自分の息抜きの時間も確保しましょう。育児の悩みや喜びを共有できるパパ友やコミュニティに参加することも、心の支えになります。

とはいえうまくいかなかった事例

一方で、希望通りにはいかなかったケースや、事前に知っておくべき注意点もあります。

  • 金銭的な課題: 最も多いのが金銭的な理由です。育児休業給付金は7ヶ月目から減額されるため、事前に家計をシミュレーションした結果、1年の取得を断念し期間を短縮した方もいます。また、給付金の申請から実際の振込まで2〜3ヶ月かかることも。育休開始直後の数ヶ月間は収入がない期間が発生する可能性を考慮し、資金計画を立てておくことが重要です。
  • 職場との関係: 育休取得を伝えたところ担当顧客をすべて取り上げられたり、職場の同調圧力に負けて取得を断念して後悔したり、という厳しい経験をした方もいます。また、仕事の引き継ぎが間に合わず、出産直後の最も大変な時期にパートナーに負担をかけてしまったという反省の声も聞かれます。
  • 育休中のメンタル: 長い期間夫婦で一緒にいるからこそ、「早く会社に行って!」と言われないよう関係性のバランスに注意が必要、という声もあります。また、社会とのつながりが薄れたように感じる孤立感や、睡眠不足と慣れないお世話による心身の疲弊、「父親とはこうあるべき」というプレッシャーに苦しむこともあります。パパ自身のメンタルケアも大切な課題です。