Q: 時短勤務ってどれくらい必要だと感じました？

時短勤務がどれくらい必要か、というのは多くのパパが悩むポイントですよね。コミュニティでの経験を元にお話しします。

メインの回答

「どれくらいの期間、時短勤務が必要か」という問いに対する答えはご家庭の状況によって様々ですが、コミュニティでは**「少なくとも産後数ヶ月間」は非常に重要**だという声が多く聞かれます。

特に、赤ちゃんが生まれてからの「新生児期」は、生活リズムが大きく乱れ、常に「命を守らなければ」というプレッシャーがかかるため、心身ともに最も大変な時期です。この大変な時期を夫婦で乗り越えるために、4ヶ月や半年といった期間で育児休業を取得したり、時短勤務を活用したりしたパパたちが多くいます。

時短勤務の具体的な活用法としては、保育園のお迎えに間に合わせるために勤務時間を1〜2時間短縮する、フレックスタイムや在宅勤務と組み合わせて16時過ぎに仕事を終える、といった例が挙げられます。目的は、パートナーの心身の負担を軽減し、いわゆる「ワンオペ育児」の状態を避けることです。

また、目先の給与だけでなく、将来の厚生年金やボーナスといった長期的な視点から、パートタイマーではなく正社員としての時短勤務を選択したという意見もありました。

一方で、必ずしも時短勤務という形にこだわらない考え方もあります。例えば、「朝食は必ず家族全員でとる」というルールを設けたり、たとえ短い時間でも意識的に子どもと濃密に関わったりすることで、良好な親子関係を築いているご家庭も。「時間の長さ」だけでなく「関わりの質」を大切にするというのも、一つの有効なアプローチです。

とはいえうまくいかなかった事例

働き方を変えることには、いくつかの壁が伴うのも事実です。

キャリアと職場での壁 育休や時短勤務によって、以前と同じような成果が出せるのか、キャリアアップに影響するのではないか、といった不安を感じる声は少なくありません。また、職場で育児の大変さが十分に理解されず、「子どもの宿題を見てあげて偉いね」といった悪気のない言葉に、現実とのギャップを感じてしまうパパもいました。
経済的な課題 育児休業を取得した場合、育児休業給付金が実際に振り込まれるまでには申請から2〜3ヶ月かかることがあります。その間の家計のやりくりに苦労したという声は、現実的な課題として共有されていました。
精神的な孤立 長期の育休を取得したパパの中には、社会から孤立したような感覚に陥り、精神的に落ち込んでしまったという経験を持つ人もいます。育児に専念する時間の確保は重要ですが、社会とのつながりをどう維持するかも考えておく必要があります。
子どもの急な体調不良 保育園に通い始めると、子どもは驚くほど頻繁に熱を出します。そのたびに仕事を休んだり早退したりする必要があり、その調整に悩む声も多く聞かれました。