育休・キャリア

育児・介護休業法の改正に伴い、意向確認義務や個別周知義務が会社に導入されることになりましたが、皆さんの会社もアナウンスってあったりしますか?

最終更新: 2025/12/12
作成者: システム

Q: 育児・介護休業法の改正に伴い、意向確認義務や個別周知義務が会社に導入されることになりましたが、皆さんの会社もアナウンスってあったりしますか?

育児・介護休業法の改正に伴う会社の対応についてですね。パパたちの間でも大きな関心事となっており、様々な情報が共有されています。

メインの回答

法改正を受けての会社の対応は、正直なところ様々です。

積極的に対応している会社では、以下のような動きが見られます。

  • 全社的な仕組み化: 妊娠報告があった際の意向確認が正式なプロセスとして全社員に周知され、法改正後にさかのぼって1歳未満の子を持つ従業員全員に確認を行ったという事例があります。
  • 管理職を巻き込んだ対応: 妊娠の報告を受けた管理職は、本人と総務担当者を交えた三者面談で育休取得の意向を聞き取る、というプロセスを導入した会社もあります。
  • 現場主導での proactive な動き: 会社全体でのアナウンスはなくても、現場の管理職が率先してチーム内の対象者に制度周知や意向確認を行い、その資料をテンプレート化して今後に備えている、といった動きも聞かれます。

また、法改正を直接のきっかけとしなくても、「後に続く後輩のためにも前例を作りたい」という思いで育休を取得し、職場全体の理解を深めようと奮闘しているパパたちもいます。

とはいえうまくいかなかった事例

一方で、制度が整っても、現場レベルでは様々な課題やうまくいかない現実も共有されています。

  • 会社の対応不足・ばらつき: 「会社からは全くアナウンスがない」という声は少なくありません。部署によって対応に差があったり、総務や上司自身が新制度をよく理解していなかったりするケースもあります。こちらから説明を求めて、ようやく動いてくれたという経験をした人もいます。
  • 上司の理解不足: 育児経験のない上司との間に認識のギャップがあり、「男性が育児をすることは当たり前」という感覚がなかなか共有されない現実があります。「子どもの宿題を見ているだけで偉い」と言われ、複雑な気持ちになったという声も聞かれます。
  • 計画通りに進まない現実: 仕事の引き継ぎが予定通りに進まず、出産直後の最も大切な時期に育休を開始できなかったという失敗談もあります。結果的にパートナーに大きな負担をかけてしまったため、事前の綿密なスケジューリングが非常に重要だったと反省されています。
  • 経済的な注意点: 育児休業給付金は、申請から実際の振り込みまで3ヶ月近くかかったという事例が複数報告されています。当面の生活資金については、事前に準備しておく必要があります。