Q: パートナーとの役割分担や関係性で悩んだことはありますか?
はい、パートナーとの役割分担や関係性についての悩みは、多くの人が経験する大きなテーマです。コミュニティで共有された豊富な経験から、より良い関係を築くための考え方や工夫をご紹介します。
メインの回答
パートナーとの役割分担や関係性で悩んだとき、多くの人が試行錯誤を重ねています。
まず、最も大切なのは**「気持ちに寄り添うこと」**です。パートナーが不安や不満を口にした時、すぐに解決策を提示するのではなく、まずは「そうだよね、大変だよね」と相手の気持ちを受け止め、共感する姿勢が信頼関係の土台となります。パートナーは具体的な解決策よりも、まず「気持ちを理解してほしい」と望んでいることが多いのです。
その上で、何度も話し合いを重ねることが不可欠です。たとえ喧嘩になったとしても、その都度お互いにできること・できないこと、そして子どものために何を優先すべきかを正直に話し合うことで、協力しあえる関係を築いていけます。
また、「分担」という考え方自体を見直すという視点も有効です。家事や育児を「どちらかの仕事」と固定すると、できなかった時に不満が溜まる原因になります。「その時余裕がある方がやる」「得意な方がやる」という柔軟なスタンスに変えたことで、相手へのイライラが減ったという声が多く聞かれます。
具体的な行動としては、以下の点が挙げられます。
- 感謝を具体的に伝える: やって当たり前だと思わず、些細なことでも「〇〇してくれてありがとう、助かったよ」と感謝を言葉にすることが、相手のモチベーションに繋がります。
- 主体的に関わる: 「お皿はどこ?」とすぐに聞くのではなく、まずは自分で考えて行動する姿勢が相手の負担を減らします。「家庭があってこその仕事」という意識を持つことも大切です。
- 仕組みで解決する: タスクボードでやるべきことを見える化したり、お互いの生活リズムに合わせて夜中の対応時間を分けたりと、言葉を交わさなくても状況を共有できる工夫も役立ちます。
忘れてはならないのは、これは母親だけの問題ではないということです。父親側も、育児や家事への貢献に大きな責任やプレッシャーを感じ、精神的に追い詰められてしまうことがあります。お互いの状況を尊重し合うことが何より重要です。
とはいえうまくいかなかった事例
一方で、良かれと思ってやったことが裏目に出たり、すれ違いが起きたりするケースもあります。
- 解決策の押し付け: 家事の負担を減らそうとタスクの見える化を提案したら「仕事みたいで嫌だ」と拒否されたり、ワンオペ育児の不安を打ち明けられた際に「じゃあ慣れるようにしようか」と突き放すようなことを言ってしまい、関係がこじれてしまった。
- コミュニケーションのすれ違い: パートナーが感情的になっている時に論理的な改善策で応えようとしても空回りするだけだったり、パートナーが求めていた「連帯感を得るための些細なお願い」を後回しにして「裏切られた」と感じさせてしまった。
- 無意識の甘えや無関心: 仕事や趣味に没頭して家庭を顧みなかったり、「ありがとう」を伝えなかったりした結果、パートナーの不満が爆発してしまったという話は少なくありません。
仕事と育児の両立は非常に難しく、誰もが「マルチタスク鬱になりそう」と感じるほどのプレッシャーに晒されることがあります。理想通りに進まないのが現実だということも、心に留めておく必要があります。