パートナーシップ・夫婦関係

夫婦間でのコミュニケーションの取り方で工夫していることは?

最終更新: 2025/12/12
作成者: システム

Q: 夫婦間でのコミュニケーションの取り方で工夫していることは?

はい、承知いたしました。パパ育コミュニティの経験と知見を基に、夫婦間のコミュニケーションの工夫についてお答えします。

1. メインの回答

多くのご家庭で、気づけば会話が家事や育児の連絡事項ばかりになってしまうという悩みは共通しています。そんな中で、皆さんが実践しているコミュニケーションの工夫には、いくつかのポイントがあります。

話す「機会」と「内容」を意識的に作る 忙しい毎日だからこそ、意識的に夫婦で話す時間を設けることが大切です。週に一度でも月に一度でも構いません。その際、家事や育児の話だけでなく、パートナーの好きなゲームの話やネットで見つけた面白い記事など、他愛ない話題を振ってみるのがおすすめです。もちろん、人生の大きな決断(結婚時の姓の選択など)については、お互いの都合や考えを尊重し、実利的な側面から冷静に話し合うことで、円満な結論につながります。

「聴き方」と「伝え方」を工夫する パートナーが悩みを話している時、すぐに解決策やアドバイスをするのではなく、まずは「大変だね」と共感し、話をじっくり聴く姿勢が非常に重要です。特に男性は問題解決を急ぎがちですが、まずは気持ちを分かってほしいと感じるパートナーは多いようです。 また、日々の家事や育児に対して、ただ「ありがとう」と言うだけでなく、「〇〇してくれて助かったよ、ありがとう」と具体的に伝えることで、感謝の気持ちがより深く伝わります。パートナーから何か指摘されたときも、「でも」「だって」と反論する前に「そうだね」と一度受け止める姿勢が、建設的な会話の第一歩になります。

言葉以外のコミュニケーションを大切にする 「お疲れ様」の気持ちを込めてマッサージをしてあげるなどのスキンシップや、節目に花束を贈るなど、感謝を形で伝えることも効果的です。また、産後のパートナーは心身ともに疲弊していることが多いもの。「お皿はどこ?」といった些細な質問も負担になりかねません。自分で調べて解決できることは自分でやる、という配慮も、相手を思いやる大切なコミュニケーションです。

2. とはいえうまくいかなかった事例

一方で、良かれと思って工夫してみたものの、必ずしもスムーズにいくわけではないという声も共有されています。

  • 行動と気持ちのすれ違い 良かれと思って家事を完璧にこなしても、パートナーが本当に求めていたのは「つらい気持ちへの共感」であり、行動だけでは気持ちがすれ違ってしまった、という経験談がありました。また、パパがお風呂に入れようとしたらお子さんが大泣きし、ついカッとなってしまい、かえって夫婦間のストレスになってしまったケースもあります。

  • コミュニケーション機会の形骸化 話し合いの時間を設けても、日々の忙しさで流れてしまったり、パートナーから「今は育児のこと以外に話したいことはない」と言われてしまったりすることもあります。

  • コミュニケーション不足による亀裂 忙しさから夫婦の会話が減り、「ありがとう」を伝え忘れるうちに相手の不満が溜まってしまった、という声も。ちょっとした認識のズレが積み重なり、気づいたときには大きな亀裂になっていた、という失敗談は少なくありません。