パートナーシップ・夫婦関係

産後のパートナーとの時間の作り方はどうしていますか?

最終更新: 2025/12/12
作成者: システム

Q: 産後のパートナーとの時間の作り方はどうしていますか?

産後のパートナーとの時間の作り方についてですね。子どもが中心の生活になる中で、多くのパパたちが試行錯誤しているテーマです。コミュニティで共有された豊富な経験と知見から、実用的なアドバイスをお届けします。

1. メインの回答

産後のパートナーとの時間を作るには、まず「産後の女性の心身は、交通事故級のダメージを受けている」という理解から始めることが何よりも大切です。ホルモンバランスの乱れ、睡眠不足、孤独感などで心身ともに極度に疲弊していることを前提に、以下のステップで関係を育んでいくことが有効です。

ステップ1:パートナーの負担を徹底的に減らし、土台を作る 二人の時間を作る以前に、パートナーが心身を回復させるための時間と余裕を生み出すことが最優先です。

  • 家事・育児を率先して担う: 産後1ヶ月は「自分が全部やる」くらいの気概で、洗濯、掃除、食事の準備(ミールキットの活用も有効)などを積極的に引き受けましょう。パートナーにはとにかく休息に専念してもらうことが、その後の良好な関係につながります。

ステップ2:コミュニケーションの「質」を高める まとまった時間がなくても、日々の関わり方が信頼関係を深めます。

  • 「共感」を第一に: パートナーが不安や疲れを口にしたとき、すぐに解決策を探すのではなく、まずは「そうだよね、大変だよね」「不安になるよね」と気持ちに寄り添い、共感する姿勢が重要です。「一人で抱えているわけではない」と感じてもらうことが、何よりの支えになります。
  • 短い時間でも声をかける: 子どもが寝た後などに「今日どうだった?」とお互いを労う言葉を交わすだけでも、心の距離は縮まります。

ステップ3:意識的に「二人の時間」を創出する 心身の余裕が少し出てきたら、意識的に時間を作ってみましょう。

  • 外部のサポートを頼る: 自治体のファミリーサポートや親族にお子さんを少し預かってもらい、二人でカフェに行ったり、散歩をしたりする時間を作りましょう。環境を変えることが良い気分転換になります。
  • 特別な機会を活かす: 記念日や母の日などに花束を贈るなど、感謝や労いの気持ちを形にすることも効果的です。男性側から優しくデートに誘ってみるのも良いでしょう。
  • スキンシップを続ける: 状況が許せば、ハグやキスなどのスキンシップを続けることで、自然な形で関係が戻りやすくなったという声もあります。

まずは家族旅行の計画を一緒に立てるなど、家族としての楽しい未来を共有することから始めるのも一つの方法です。

2. とはいえうまくいかなかった事例

良かれと思ってしたことが、かえって状況を悪化させてしまうこともあります。

  • コミュニケーションのすれ違い: パートナーからワンオペ育児の不安を打ち明けられた際、気持ちに寄り添わずに「じゃあ、慣れるように頑張ろう」と解決策だけを提示し、突き放すような印象を与えてしまったケースがあります。また、家事のやり方が分からず「お皿はどこ?」などと質問しすぎた結果、相手の疲労とイライラを募らせてしまったという失敗談も聞かれます。
  • 心身の疲弊による断絶: パートナーが産後の影響で怒りっぽくなり、毎日怒られるうちにスキンシップが苦痛になったり、定期的に誘っても拒否され続け、夫婦関係が兄弟のようになってしまったりした家庭もあります。赤ちゃんの夜泣きが何時間も続き、夫婦ともに心身が限界で、二人の時間どころではなかったという声も少なくありません。
  • 役割分担の失敗: 仕事復帰を機に「夜は任せる」と別室で寝るようにした結果、赤ちゃんが哺乳瓶を嫌がるなど状況が悪化し、結局夜中にパートナーを起こしに行くことになり、「誰も幸せにならない状況」に陥ってしまった事例もありました。

最初のきっかけや話し合いを間違えると、関係の修復が難しくなることもあるため、相手の状態を丁寧に見極めることが重要です。