Q: 育児で疲れているパートナーへの声のかけ方で気をつけていることは?
育児、本当にお疲れ様です。疲れているパートナーへの声のかけ方、とても悩みますよね。コミュニティで共有されてきた経験をもとに、実用的なアドバイスをお伝えします。
メインの回答
育児で疲れているパートナーへの声かけで最も大切なのは、解決策を急がず、まず気持ちに寄り添い共感することです。多くの場合、パートナーはアドバイスよりも、ただ自分の気持ちを吐き出して「大変だよね」「そうなんだね」と受け止めてもらうことを望んでいます。
その上で、具体的な感謝を言葉にして伝えることが非常に効果的です。「いつもありがとう」という言葉はもちろん、「夜中の対応、本当にきついよね。ありがとう」「美味しいごはんを作ってくれて元気が出るよ」のように、「何が」「どのように」助かっているのかを具体的に伝えることで、自分の頑張りが認められていると感じ、心が満たされます。
また、言葉だけでなく行動で示すことも重要です。「疲れてそうだから少し寝たら?」「何か手伝おうか?」と体を休めることを促したり、具体的な家事や育児のバトンタッチを申し出たりしましょう。特に産後など心身ともに余裕がない時期は、「お皿はどこ?」といった質問も相手の負担になり得ます。まずは自分で探したり調べたりする姿勢を見せること自体が、大きな思いやりになります。「二人で一緒に乗り越えよう」という協力的な姿勢を見せ、時には市の育児支援ヘルパーといった外部のサポートを頼ることも、有効な選択肢です。
とはいえうまくいかなかった事例
良かれと思ってかけた言葉や行動が、裏目に出てしまうこともあります。
例えば、パートナーが不安を打ち明けた際に、その気持ちに寄り添わず「じゃあ、慣れるように頑張ろうか」と解決策だけを提示してしまい、突き放されたと感じさせてしまったケースがありました。
また、休んでほしいという気持ちが強すぎるあまり、「なんで休まないんだ!」「休んでてよ!」と強い口調で言ってしまい、思いやりが伝わらず喧嘩に発展してしまったという経験談も。逆に、日々の家事や育児を当たり前だと思い「ありがとう」を伝えなかったことで、パートナーに不満が溜まってしまったという声もありました。相手が極度に疲弊している時の安易な「頑張って」という励ましも、かえってプレッシャーを与えてしまう可能性があります。